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信じられません。

台湾総統選の前日、民主進歩党候補で再選を目指す陳水扁氏が、選挙戦最終日の遊説中何者かによって狙撃されるという事件がおきた。幸い大事には至らなかったが腹部に14針縫う手術を行った。事件は陳総統の再選阻止を狙った政治テロというのが一般的な見方となっている。

陳総統は今回の選挙で対立候補である国民党の連戦氏に対し、やや劣勢が伝えられていた。未だ事件の真相はつかめておらず、犯人も捕まっていない。

テレビでよく台湾議会の荒れた様子が映し出されるがここまで過激とは思わなかった。台湾社会は暴力団との関係が深く、これまでも政治家の暗殺未遂事件や家族が殺されるという事件が多く発生している。今回の選挙戦でもどちらが勝つかといった賭博が横行しているらしい。

今回の事件は出身地に近い台南市遊説中に起きた。このあたりは本人の支持基盤が強固なところで今回の事件が陳候補有利に働く事は間違いないと考えられている。

しかしながら連戦候補の有利な選挙戦を狙って自作自演との見方も一方ではあるが、どちらが勝つにしても「事件が選挙を左右した」と見られかねない状況だという。

台湾総統選挙は今日20日、予定通り行われ、今晩には新台湾総統が決まる。

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