中国地方の指定港湾12港で’03年度の船舶積み下ろし実績が2年連続で過去最高を記録した。積み下ろし全体では1億5180万8千トンで前年度比4.9%増となっている。
輸出は自動車部品、衣類などの生活雑貨が23.9%増でマツダの完成車輸出も3.6%増となった。
輸入は石炭が8.3%でほぼ全量が中国電力向けへの増加。
港別ではマツダの完成車輸出が好調な三田尻中関港が30.7%で最大となっており、広島港は12.8%増、福山港は6.8%増えた。
他の港は微増に留まり、岩国、境、笠岡の3港は減少した。
こうしたことからも景気の拡大は順調に伸びていると言えそうで、実質経済成長率の数値にも表れている。ただ、内需の拡大にはそれほどつながっていないことが今後の課題ではないか。