台風23号が日本列島各地に甚大な被害を及ぼし、未曾有の大惨事になって困ったと思っていたら、今度は23日午後5時56分、新潟県小千谷市を中心に山古志村、十日町など震度6強の直下型大地震が発生し被害が広がっている。
現在、既に23人の死亡が確認され、負傷者は2,100人を超えている。
また、夜になって避難者も8万2千人を超えた。
今回、気象庁はこの地震を「平成16年新潟県中越地震」と名付け、政府は災害対策基本法に基づき、「非常災害対策本部」を設置した。新潟県も被害の大きかった小千谷市など災害救助法の適用を決めた。
上越新幹線は脱線し、運休しているが東京から越後湯沢までは早期復旧の見通し。
新幹線の脱線は昭和39年の開業以来はじめて。専門家によると上越新幹線でなかったら、今回の地震で脱線転覆は免れずさらに大惨事が重なっていたと言う。
それは、通常のレールとは別にその軌道外に雪落しという溝が造ってあるため、この溝にはまって転覆を免れたのだと言う。東海道、山陽両新幹線なら完全に転覆して大惨事になっていたのだそうだ。今回はこの「雪落し」によって奇跡的に負傷者ゼロとなっている。
こうした大惨事の陰で日本シリーズは第6戦が行われ、西武が雪辱して3勝3敗の対ブレークとなり、今日の第7戦にもつれ込んだ。
球界再編問題に絡んだ新規参入問題が議論されるなかで、最終的にその意思決定をなすべきオーナー会議のメンバーが次々と脱落している。先ず最初は巨人の渡辺オーナーが明大の一場投手獲得にまつわる裏金の金銭授受でオーナーを辞任したが、その連鎖はこれに留まらず、横浜、阪神でもその事実が発覚してオーナーが辞任した。
また、西武の堤会長は自社の株式管理や公開に問題があったとして日本シリーズ後に辞任する。
僅か2ヶ月の間に4人のオーナーが辞任するという異常事態になっている。
しかもこの人たちはオーナー会議の中でもいわゆる実力者と呼ばれる人たちだ。
これから球界はどのように進んでいくのだろうか。
今回の地震で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。