日本の子どもの学力や知識力が落ちている。
知識の活用力を問う国際学習到達度調査と知識の量を問う国際数学・理科教育動向調査という昨年行われた二つの国際調査で学力の低下傾向が明らかになった。
これは国際教育到達度評価学会(本部アムステルダム)が25カ国と地域の小学校4年生、46カ国と地域の中学2年生の合計約34万に対し試験を行い調査した。日本からは小中合わせて296校約9400人が受験した。
日本の成績は理科が小学校の前回調査’95年の2位から3位に下がり、中学校では’99年の4位から6位に下がった。平均得点でも小学校理科と中学校数学では前回より9~10点下がり学力の低下が顕著となっている。
また、経済協力開発機構(本部パリ)が発表した41カ国と地域を対象とした27万6千人の高校1年生の読解力は’00の前回調査では8位だったが 14位へ、数学的応用力は1位から6位に後退していた。
文部科学省では学力は先生の資質、学級規模、指導法、親の姿勢など様々な要素が絡むと言い訳しているが、この結果を受けて「ゆとり教育」への批判など学力低下論争が活発になりそうだ。
今日のぜんきゅうさんは
「まあるい こころで 生きて いきたい」