広島東洋カープの野村謙二郎選手が今季限りでの引退を近々発表することになった。
’89にドラフト1位(大分・佐伯鶴城高~駒沢大)で入団し、これまでにベストナイン3度、最多安打3度、盗塁王3度を獲得している。また、入団3年目の’91には球団史上6度目のペナントレース優勝に貢献し、その後’95にはセ・リーグでは45年ぶりとなる3割、30本、30盗塁のトリプルスリーを達成した。
今年6月23日(対ヤクルト8回戦・広島)にはカープ球団3人目となる2000本安打を達成し名球会入りも果たしている。
まぁなんと3という数字に縁のある人じゃありませんか。
山本浩二監督の後を受ける次の監督問題は困難を極めると思われる。ひとつには外国人監督や外様監督でつなぐという手もあるがこの場合はショートリリーフにならざるを得ないだろう。
カープ球団生え抜きでは監督経験のある達川や山崎、大野、北別府という既に指導者の経験がある人もいるにはいるが、大物のあとだけにかすんでしまいそうな気がするのと低迷を続ける今のカープにとって必要なのは若き指導者の誕生よって希望の見い出せる華のある指導者像ではないだろうか。
衣笠はやらない。私が断言してはいけないかな。
先輩たちにとっては面白くないかもしれないが、ここは一気に若返りとサプライズで野村謙二郎監督誕生というのはどうだろう。
選手からの信任も厚く実績も申し分ないと思うのだが・・・
しかし、今朝はチト気になる新聞記事が載っていた。引退後は球団に残らず、野球評論家として活動する予定だという。
カープだけに留まらず、野村選手なら球界全体から引く手あまたということは容易に察しはつくが、ここは自身を育ててもらった広島に恩返しという意味でも残ってもらいたいと願っている。
もし仮に、こうした人材を平気で放出するようなカープ球団なら、これから先のカープはないといっても過言ではない。
それでなくても阪神に移った金本やシーツといった有望な選手を放出しなければならない球団経営に不満を持っているファンは少なくない。オマケにこの二人の大活躍で今や阪神はペナントレース優勝に向かってまっしぐらなのだから。カープも何度か痛い目に遭わされたが、ファンにとって腹が立つのは二人の選手ではなく放出しなければならなかった球団側に厳しい目が向けられているのではないだろうか。
いずれにしても今後の監督問題はこれからのカープ球団の行方を左右する重大な意味を持つということだけは確かだと言える。
今日の格言・金言・ことわざ集
「断じて行えば鬼神もこれを避く」