今日は9月議会の一般質問初日でした。
特に気になった2点について述べます。
一つ目は「指定管理者制度の導入」について具体的な実施段階に入ったように見受けられるが、現実はまだまだ議論が足りていないという実感を持った。これは6月議会で付帯決議とされた内容を誠実に履行していない行政の怠慢であり、議員の不満と不信は増大している。これはとりもなおさず行政内部できちんとしたポリシーの下に取り決めがなされていないことの表れであり、おざなりな常任委員会で「やったことにする」形式主義そのものはお役所仕事と言うほかない。6月定例会では地方自治法改正に伴う市条例の改正を行ったところだが今日に至っても「公募と非公募の基準」「委託期間の基準」という一番肝心なところがハッキリしていない。
二つ目は9月6日に広島地方を襲った台風14号で各地に甚大な被害を及ぼした。中でも14号は雨台風であるにもかかわらず国土交通省太田川河川事務所は貯留能力に十分な余裕を残しながら温井ダム(安芸太田町)の放流を400㎥/秒の規模で行ったそうです。
結果はどうなったか。下流域の安佐北区では折からの局地的豪雨と相まって水量は増し床上浸水など市民に多大な影響を与えることになった。幸いこれによる直接の死傷者は出なかったのが不幸中の幸いだが「これでよかったと済ませることはできない」重大な問題ではないのか。
1秒間に1メートル四角の立方体が400個分です。皆さんどのくらいの水量か想像できますか。1分間放流したならばか掛けることの60倍、1時間でさらに60倍ですよ。これをピーク時少なくとも午後9時から翌朝午前一時の4時間にわたって放流したのであります。しかも放流時に鳴らすはずのサイレンを鳴らさなかったというのは一体どういうことなのでしょうか。
これでは人災と言われてもも仕方がないのではないでしょうか。
広島市の適切な対応は「厳重な抗議」をもって行うべきと思うが国土交通省から睨まれている広島市がそのアクションを起こせるかどうか・・・