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煮え切らない雰囲気

今議会は新球場建設に係る調査費として1500万円余りが補正予算に計上されている。

しかしながらここに至るまでの経緯がスンナリと来たわけではない今春、新球場建設促進会議が出した結論は「現在地での立替えを基本」としているが、直後に出した広島市の方針は180度方向転換した「貨物ヤード跡地」だった。これには促進会議のメンバーも議会も市民も驚いた。促進会議の主要なメンバーだった広島市がこのような発表をすることは夢にも思っていなかったからである。有益なサプライズならば誰しも大歓迎だろうが混乱のサプライズはノーサンキューだから・・・

兎にも角にも建設候補地は広島市のコジつけ貨物ヤードになった。しかし、承服していないのは議会で「なぜ現在地ではダメなのか」という説得力ある説明が行政から得られないために今日まで煮え切らない雰囲気が燻っている。「現在地困難」を演出するためにアノ手コノ手を使って出した広島市の結論とその手法に大いなる疑問と不信感を持っている人は多い。

一方市民も醒めた目で見ている。
広島市の方針で建設候補地が「貨物ヤード跡地」になったからといって多くの市民は諸手を挙げて喜んでいるわけでもなく、そのことで盛り上がっているという雰囲気はまったくない。むしろ「現在地を基本」という結論を出しながら広島市に圧されて「貨物ヤード跡地」を容認してしまった経済界に冷ややかな眼差しが向けられている。同時に盛り上がりかけていた樽募金のムードは一転下降気味になった。

こうした一連の経緯の中で市民の心の奥底を鋭く感じ取っている広島市議会はこの先いったいどんな結論と方向を出すのか。
今こそ議会の良識が問われているときであり、市民は固唾を呑んでその行方を見守っている。

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