昭和23年(1948年)に制定された「国民の祝日に関する法律」により11月3日を「文化の日」と定めた。
制定の趣旨は「自由と平和を愛し、文化を薦める」ことを目的とし、昭和21年(1946年)のこの日、新憲法が公布され「戦争放棄」「主権在民」「基本的人権」を宣言した記念として平和への思想を基盤とする文化を発展、拡大させようとの願いが込められている。
以前、この日は明治節と呼ばれる明治天皇の誕生日であったが、現在では文化の発展に功労のあった人々に文化勲章が授与され、文化功労者及び各種褒章受章者の伝達式が行われる。
文化勲章の授与制度はは昭和12年(1937年)に制定され、紀元節(2月11日)、天長節(4月29日)などに表彰授与式が行われてきたが「国民の祝日に関する法律」が制定されてからは11月3日を秋の叙勲として発表している。