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日朝政府間協議

先日2年3ヶ月ぶりに行われた日朝政府間協議はなんら成果を得られないまま幕を閉じた。

日本は3つのテーマを同時並行で行うよう提案したが、北朝鮮は「1日に複数のテーマを扱うのは希望しない」と主張し、各テーマを1日ごとに分けて協議する方式で行われたが拉致、核・ミサイル、国交正常化の問題に関する日朝並行協議は一歩も進展しないこの現状をどのように考えるか。

拉致問題では日本が被害者の帰国や実行犯の引渡しを求めたのに対し、北朝鮮はNGO(非政府組織)による脱北支援活動を拉致だと主張し支援者7人の引渡しを求め、横田めぐみさんの偽遺骨の返還を求めてきた。

核・ミサイル問題では「米国の金融制裁解除がなければ6カ国協議には復帰しない」と主張し、日本に制裁解除の働きかけを求めてきた。

北朝鮮の国家犯罪ははっきりしている。
拉致、マネーロンダリング、紙幣偽造、覚せい剤密売、偽ブランド煙草など数え上げればキリがないほどある。その中でも人命と国家主権に関わる「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」というのが日本の基本的スタンスだがこれ以上どこまで我慢しながら対話を続けるつもりなのか。

もうそろそろ限界ではないのか。まともな論議が通用しない国に対して対話を続けても単なる時間の無駄を重ね深みにはまるだけで北朝鮮は何も困らない。
仲良くしようと思っても相手がそれを望まないのにこれ以上の努力に意味があるのだろうか。

もう時間がないのである。

改正外為法や万景峰号入港阻止など日本単独でできる制裁方法はある。
もう圧力でしか局面打開の糸口は見つからないのではないだろうか。外交問題で中国、韓国に加えて北朝鮮もかと思われるかもしれないが北朝鮮とはもともと国交がないのだから心配ない。政府関係者には何としてもいかなる方法を使ってでも拉致被害者を取り返す気概を持ってほしい。

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