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ガードボランティア

昨日は平成18年度予算を審議する予算特別委員会・文教関係の2日目でした。

昨年11月22日に発生した安芸区矢野西小学校女児殺害事件に伴って「広島市子どもの安全対策推進本部」が設置され、現在、子どもの安全対策推進事業が進められています。 

この中で私はガードボランティアについて質問し、表面上には現れない見落としがちな点や盲点について述べました。

要点は次のとおりです。

① ガードボランティアを募集し、みんなで子どもを守ろうという趣旨には賛成するが、その影で腕章やジャンパーを着用した人は良い人、安全な人になり、そうでない一般人の多くは悪い人、信用できない人、危険な人というメッセージになり、知らず知らずのうちに人間としての信頼関係を壊してしまうという危惧について

② 学校と家庭と地域それぞれの責任の範囲について

③ 新年度予算に推進費用として6,900万円が計上されているが、事件発生以来、危機管理意識を敏感に反応させ、いち早く対応してきた学校現場やPTAの負担について

④ 犯罪は学校の周りや大通りではなく人気のない所や見通しの悪いところなど大通りから数十メートルという自宅までの間やマンションの敷地内やエレベーター、階段の踊り場など、ここまで帰ったから大丈夫という附近で起きる可能性が高いことなど犯罪者心理について(いずれも最後は人が見ていない、一人になった時)

⑤ 通学路の再点検など地域の人たちから見た危険箇所の抽出や多少大回りでも商店街や人気のある通学路を考えるなど地元の人の意見を聞くことについて

⑥ 上記④⑤などを踏まえ、ガードボランティアの人にどのような観点でお願いをするかということの必要性について

⑦ こうした活動を通してお互いのコミュニケーション能力を高めることが地域全体のコミュニティを高めることにつながることについて

など様々な観点からお話し、この問題における教育委員会の重要性について要請し、指摘しました。

みなさんの温かい思いが犯罪を未然に防ぐ抑止力となり、二度とこのような悲しい事件が発生しないよう社会全体が見守っていくという意識が大切だと思います。3

皆さん 子どもは地域の宝、日本の宝です。

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