社会保険庁による全国の社会保険事務所での国民年金保険料の不正な免除・猶予手続きが行われていた問題でその不正処理件数が5月29日時点の26都道府県11万4千人分から昨日13日までに36都道府県20万9千人に倍増したことがわかった。これで新たに不正処理が判明したのは全国312事務所のうち164事務所で半分以上となった。
これは処分を前提とした実態解明チームの全国現地調査が始まる今月9日の直前になって新たな報告や不正件数の補正が相次いだためと社会保険庁では見ている。
年金加入者の所得情報をもとに免除手続きを本人に無断でコンピューター処理していたこと(20都道府県59事務所・16万2千人分)や申請書のないまま電話による意思確認だけで処理していたこと(22都府県85事務所・3万1千人分)も解った。
また、中には申請書と異なる処理をしていながら加入者の意思確認の記録がない新たな形の不正処理(26都道府県91事務所・1万6千人分)もあった。
まぁ、隠しますね役人というのは・・・
「処分するぞ」と言って初めて正直に報告するこの体質は公務員の悪しき伝統であり、保身の現れと言える。