広島競輪場でまた不祥事が発覚しました。
平成14年12月、広島競輪開設50周年を記念して開催された記念事業で助成金を社団法人「全国競輪施行者協議会」から騙し取ろうと共謀した4人が書類送検されたものです。
書類送検されたのは元広島市競輪事務局で現広島市環境事業公社の総務課長(57)と南区の建設会社社長(62)、名古屋市のイベント開催会社の専務(53)の3人と今年3月、偽計入札妨害で取調べ中に自殺した競輪事務局職員(当時46)の4人。
50周年記念競輪は2,900万円で名古屋の会社に請け負わせたが実際は「名義貸し」で南区の建設業者が下請けとなって壁の塗装や観覧席の取替えなど改修費として1,900万円を受け取っていた。
記念競輪は全輪協から2,000万円の助成金を受けて開催しており、南区の建設業者が請け負ったような内容は助成の対象となっていないらしい。
今回の起訴はその内220万円を搾取した容疑となっているが事業費2,900万円と南区の建設業者の請負額1,900万円の差額1000万円は一体どうなったの?その内の220万円分だけが今回立件できたんでしょうかね。
また、南区の業者が請け負った施設改修費は全輪協の助成対象外ですから偽の助成申請をした広島市競輪事務局自体の詐欺事件と現場の詐欺事件か業務上横領事件の両方があるようにも感じますね。