今日で12月定例会が終わりました。
この議会での焦点は市長、助役、収入役など特別職の退職金について議案(第140号議案)が提案されました。
この議案の内容は特に市長の在任期間4年間を就任の月と退職の月で49ヶ月となるところを48ヶ月に改めるというものです。
この在職月数については全国で48ヶ月に改める動きがあるなかで提案されたもので当然と言えば当然のことでした。
しかし、市長任期を前にした退職金に関する今回の提案は議会に対してこの内容だけでは受け入れられませんでした。
退職金の算定基礎となる計算式の中で15政令市のうち唯一広島市だけが在職年数に関する係数が100分の100となっていました。議会内では本会議での議案に対する質疑以降、この点について問題視する会派が急速に広まり、ほぼ全会派が修正に前向きな姿勢を示しました。
この状況を察知した市長サイドは市長与党にまで見放されて修正されるのは市長選挙を前にして得策ではないと判断し、議案の撤回を申し入れました。
秋葉市長は議会最終日の冒頭、議案の撤回理由と陳謝の意を述べて改めて年明けの第1回定例会に内容を再検討の上、提案することになりました。