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箱根駅伝

毎年のことですが感動しました。

今年の箱根はまた一味違った印象でしたね。胸が熱くなって目が潤んでしまいました。

何といっても往路5区での今井正人選手(順天堂大)の快走は誰もが唖然としたに違いありません。タスキを貰ったときには1位東海大との差が4分9秒差の5位からスタートし、箱根の山登りで一気に5人を抜いて往路優勝へと導いたのです。2位東海大には逆に1分42秒差をつけての圧勝でした。

23.4kmの5区で5分51秒も縮めるなんて「山の神」と呼ばれるに相応しい走りでしたね。1時間18分5秒は当然区間新の大記録達成でした。復路では首位の座を一度も明け渡すことなく最終10区も区間新でダントツの優勝となりました。

昨年は難波主将のアクシデントで無念の思いをしましたが、その難波君が人ごみの影で一番泣いていました。

インタビューでは「昨年難波さんが繋いでくれたタスキがあったから今年優勝できました」と言う今井主将の泣かせる文句がまた良かったですね。

箱根駅伝出場を目指して全国の大学が過酷なレースを展開しますが、出場はわずか19校と学連選抜の20チーム。出場するだけでも大変なこの大会で母校の名誉と誇りにかかけて毎年熱戦が繰り広げられます。

走っている者と応援している者、そしてそれを見ている者。3者はそれぞれ何を想い、何を考えているのか。それに気付いたとき胸が締め付けられます。

タスキは単に繰り上げスタートにならないようにだけ繋ぐものではない。
優勝争いは当然だがシード権を確保し、夢を後輩に託す戦いもある。予選会を勝ち抜いて戦う箱根もある。去年から今年、今年から来年へと繋いでいく見えないタスキが彼らの命と言ってももいい。83回という歴史の中でそれぞれの大学の喜びと悲しみ、汗と涙がタスキに染み込んでいる。

我が母校、東洋大学は5区で3位から10位へと大失速しながらも復路で上級生の頑張りが過去最高の5位という結果をもたらしました。優勝も夢ではなかったけれどこれをバネに飛躍して欲しいものです。
「箱根駅伝で優勝させる会」もさらに力が入ります。

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