「紙屋町地下街シャレオ」を運営する広島地下街開発㈱の平成18年度決算は開業以来初めて経常損益が黒字になったと発表しました。
これまで幾度と無く議会で議論されてきたこの問題ですが、今回、初めて単年度決算で営業損益が黒字になったとは言え、抜本的な経営改善策はまだまだ不透明だと思っています。
単年度黒字になったのは広島市の損失補償による金融機関の経営支援(支払利息軽減、返済期間延長)が大きく影響していることと経営コストの縮減によるものと理解しています。
具体的には支払利息が1億7千万円軽減され、本社の地下街への移転で借地借家料が3,600万円程度、警備、清掃管理費、人件費削減などが経営コスト圧縮に貢献したようです。
今後はさらなるコスト削減とテナント売上高増に向けた魅力ある集客態勢づくりを確立し、規制緩和による路面の有効利用などを考えたいと思います。