「州都」について自民党道州制調査会が先月示した、中間報告で交通利便性が大きな要素になるということは既にお知らせしました。
このたび広島商工会議所の運輸部会が2年をかけて道州制導入を睨んだ広島の交通体系についてまとめ、県・市それぞれに提言書として提出しました。ただし、州の枠組みは「中国州」、「中四国州」の両方を想定したものとなっています。
その主なものを次に列記します。
① 広島西飛行場からの州都便就航
西飛行場と出雲、鳥取、徳島、高知の4空港を結ぶ路線を就航し、
それぞれの都市間を1時間半以内で移動することを実現する
② 航空路線展開の基本戦略
広島空港に東京便を集中させ、国際線でアジアなどの国際ハブ空
港との連絡便維持、並びに開拓を進める
西飛行場の東京便復活は経済界として熱望しているが広島市が検
討中
③ 第2バスセンターの設置
主に広島空港へのリムジンバスや各都市を結ぶ高速バスが利用
する第2のバスセンターを広島駅北口へ設置する
④ 広島空港へのアクセス便改善
山陽新幹線東広島駅からの連絡バス、天神川駅からのリムジンバ
スを運行する
⑤ 州都内交通の円滑化
路面電車の路線見直しを進め、白島線は交通渋滞解消のため廃
止し、新たに平和大通り西ルート、広島駅前大橋ルート、段原・宇品
東ルートを新設する
また、アストラムラインの西風新都線を新設しJR西広島駅と接続する
以上が主な内容となっています。ただ、残念なのは幹線国道や高速道路網の整備について提言がありません。 運輸部会長は次期、商工会議所の会頭候補に噂されている人ですが、広電にとってちょっと都合がよすぎるなぁ。ハハハ