広島県の藤田雄山知事は自身の後援会政治資金不正事件について真相を解明できなかったとして今日から始まった県議会で釈明し陳謝した。
知事は開会の冒頭、「問題が長期化し県民の多大な政治不信を招いた。議会、県民に心からお詫び申し上げる」と述べ2回頭を下げた。
核心を知ると見られる後援会の元事務局長と元秘書に県議会での証言を拒否され、「真相解明の手立てを失った」とも述べ、その上で引き続き知事職を担う考えも表明した。
真相解明のための手立てがないことを理由に県民の政治不信はこれで払拭できるだろうか。辞めて政治不信が消えるわけでもないと考えているのでしょうがケジメとしてはなんとも釈然としませんね。
何でも潔いのが日本男児と信じていますが、それも過去の武士道精神となってしまったのでしょうか。ゴネてゴネてあーでもない、こうでもないと言ってごまかしながら生きるほうが正しい時代になってしまったようです。現代社会の風潮は本当にこれでいいのか落ち込んでしまいます。
古きよき時代の日本には大いなる恥の文化があったのだけれど・・・