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公的年金問題

公的年金の記録不備問題で様々な報道がなされていますが、私は一言で言って今頃になって何を言っているのかと言いたいのです。

安倍首相は通常国会の延期に触れて「私の内閣で一年以内に必ず解決する」と潔く語りましたが余り評価されていないようです。
しかし、私は実務者レベルとして考える時、かなりの覚悟があると受け止めています。
特に「社会保険庁は一体何をやっているのか」と語ったことは余り報道されていませんが首相自身にとっても怒りが頂点に達しています。

そればかりかメディアは今度の参議院選挙で責任ラインに触れない安倍首相より野党で過半数が得られなかったら「私が代表をやっている意味はない」と言う民主党・小沢代表の態度を浮きだたさせようとしています。なんとも恣意的で偏った報道が罷り通っている気がしています。

そもそもこの問題を遡って考えれば基礎年金番号の導入に労働組合や一部左翼勢力が強力に抵抗し、その後の住基ネットなどでも同様に「国民の総背番号制」につながると反対した結果が今日の有様ではないのかと考えています。

しかし、安倍首相は「私の内閣で必ず解決する」と力強く語っており、一言もいい訳じみたことを言わないところに潔さを感じ一国の首相としての器たるものを見た気がします。それどころか当初の一年以内を「来年三月末まで」とし、「一億人に履歴を送付する」と公言しています。 私たち国民はこうした決断と実行をしっかりと見届けて判断を下す余裕と見識を持ちたいと思います。

私は国民にとって今、何が原因で何をどうすることが必要なのかを余り論じようとしないない報道に危機感を覚えています。

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