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世界陸上閉幕

昨晩、9日間にわたる第11回世界陸上選手権大阪大会が閉幕しました。

北京オリンピックを1年前にして日本はメダルを期待された多くの競技で全く振るわなかったのですが、最後の最後で日本にかすかな希望と感動を抱かせたのは女子マラソンのエース土佐礼子(31)選手でした。

土佐選手は残り3kmから驚異的な粘りで銅メダルを獲得しました。これまでの選手ならあそこでズルズルと遅れて脱落していくのですが、土佐選手は違っていました。一旦は首位に立ちレースを仕掛けましたが、5位に転落してからが強かったですね。長居競技場に入る直前に3位に上がりそのままゴールしました。

この結果、①メダル獲得 ②日本人最高順位 という二つのハードルを超え女子マラソンの北京オリンピック内定第1号となりました。

このレースで勝てなかったら引退を決めていたそうでこれまたビックリでした。この大会でのメダル獲得はこの1個だけで大きな不安を残しました。

メダルには届きませんでしたが、男子400mリレーでは準決勝、決勝と素晴らしい記録を連発し日本記録、アジア最高記録を更新しました。このレースも多くの国民が感動したのではないでしょうか。

酷暑の大会であったとは言ってもJOCは来年の北京オリンピックに向けて大きな課題を抱えました。今、内政、外政ともに混迷する日本ですがスポーツ分野での奮起を期待しています。

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