世界柔道最終日、日本の劣勢が伝えられる中、凄い人が3人いました。
変なルールで納得のいかない負け方をした井上康生選手、鈴木桂治選手など日本選手団にプレッシャーがかかる中で男子無差別級の棟田康幸選手、女子無差別級の塚田真希選手が優勝しました。
中でも出産のため2年間ブランクがあり、アテネ五輪の後、試合から遠ざかっていた谷 亮子選手が3年ぶりに出場した7回目の世界柔道選手権48kg級でまたしても優勝しました。
谷選手は出場した7回全てで優勝し、男女を通じて史上最多となりました。
3年ぶりの大会でしたが対戦相手は強豪ばかりが相手になり価値のある優勝になりました。
3回戦ではアテネ五輪決勝で死闘を演じたジョシネ選手と対戦し、準決勝は今年のヨーロッパチャンピオンのドゥミトル選手、決勝戦は’05同選手権覇者のベルモイ選手を破って優勝しました。ブランクがある中、臨んだ大会で優勝し、女王はやはり谷選手だということを世界に見せつけましたネ。
野球のイチローと柔道のヤワラちゃんは数多いスポーツ選手の中でも群を抜いた超アスリートですね。誰にも真似のできないことを平然とやってのける凄い人です。