本日、午後2時から自由民主党の総裁を決める総裁選出選挙が実施され、福田康夫氏(71)が第22代の自民党総裁に選ばれました。
任期は安倍総理大臣の残りの任期で平成21年(’09年)9月までとなります。
安倍政権の退陣を受けて東京、大阪、高松、仙台などで合同街頭演説会をこなし、公開討論会などテレビ出演も多忙で各局を精力的に回った両氏ですが、地方票(141票)、国会議員票(387票)の合計528票の内、330票を獲得した福田氏が勝利しました。また、福田氏は党内9派閥の内、8つの派閥から支援を受けて選挙戦を優位に進めました。
得票結果は地方票141票の内、福田氏76票(54%)、麻生氏65票(46%)で国会議員票387票の内、福田氏254票(62%)、麻生氏132票(37%)、無効1票となり、合計では福田氏330票、麻生氏197票、無効1票となりました。
麻生太郎氏VS福田康夫氏の戦いは政策的な面で決定的な対立ということはありませんが、個性としては全く逆の立場であることと政治手法にその大きな違いがあると思います。混迷する今の日本で政治の安定と不安を解消することを多くの国民が求め、国会議員もその空気を読んだ形になったのではないでしょうか。麻生氏も敗れはしたもののこの得票数はかなり善戦したと言えると思います。人事においても全く無視するということは難しくなったのではないでしょうかね。
人から見ると私自身はどうも麻生太郎候補の考えやイメージに近いようですが、昨日の自民党広島県連の投票では福田康夫候補に投票しました。
今後、福田新総裁は党執行部や組閣の人事を行った上、25日の衆参本会議で首班指名を受けることになりますが、両院で違った結果が出ることになります。まずは自民党の建て直しを軸に国民生活重視の政策で信頼を取り戻すことが必要だと思います。