朝青龍の出場停止問題や時津風部屋の若手力士急死事件など相撲協会がトラブルに見舞われていますが、今日はこの組織について少し研究してみます。
相撲協会は力士、親方、行司、呼び出しのほか、床山、裏方、事務職員など約1000人の組織だそうです。昨年度決算では総収入129億円のうち、本場所、巡業などの興行収入が94億4,600万円を占めています。
協会の最高決定機関は理事会で2年に1回選挙によって改選されます。理事に立候補できるのは親方だけで定員は10人、投票できるのは親方、行司の代表が行います。現在、北の湖親方が3期目の理事長を務めていますが、任期は来年の1月となっています。
現在、相撲部屋は一門に属し5つの系統に分かれています。
出羽海一門 北の湖部屋など12部屋
二所の関一門 佐渡ヶ嶽部屋など15部屋
時津風一門 時津風部屋など9部屋
立浪一門 大島部屋など10部屋
高砂一門 高砂部屋など6部屋
無所属 高田川部屋
以上の53部屋で政党の派閥のように例えられることもあるようですが、どの一門に属するか自由に選択することはできないそうです。