北京五輪の出場権をかけたアジア選手権大会最終日が昨日行われ、日本は台湾と対戦しました。結果は10:2で大勝しましたが、6回表を終わって初回に挙げた1点だけ(2死3塁で4番新井の左前適時打)の1:0で緊張が続いていました。
こうした状況の6回裏、台湾の攻撃は2死1塁、元ドジャースの陳金峰に先発ダルビッシュ投手が右中間へ2ランホームランを打たれ逆転を許してしまいました。しかし、試合後のインタビューで新井選手が話していたように「絶対に勝ちたいというみんなの強い気持ちが7回の集中打という形になり、あの得点につながったと思います」と言い、この回、無死満塁から大村のスクイズで先ず同点に追いつくと怒涛の攻撃で一挙6点を挙げて台湾を突き放しました。
最終回にはダメ押しとなる4番新井の2ランホームランで勝利を決定付け、その裏を上原が再度締めくくりました。
勝ったからいいようなものですが、初回の新井に対する死球をファウルと判定されたり、韓国戦では事前に提出されたオーダーが変更され、試合直前になって先発メンバーが7人も入れ替わっているなど舞台裏ではスポーツマン精神に反する行為も公然と行われており、日本は国際野球連盟に抗議しました。
何はともあれ北京五輪のアジア出場枠1を巡って凄い戦いを見させてもらいました。これまでアジアは出場枠2でしたが、開催国の中国が無条件で出場権を獲得しているためこのような厳しい戦いになりました。
はぁ~、見ている方も疲れました。