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岩国市長辞職

岩国市の井原勝介市長は昨日午後、高田和博市議会議長に今月28日付けの辞職願いを提出し本会議で了承されました。辞職に伴う市長選挙は来年2月の3日、10日、17日のいずれかが確率として高そうです。

岩国市では米軍再編による艦載機移転問題で市長と議会が対立し、市庁舎建設を巡る補正予算が過去4度否決されていました。あくまで艦載機移転を拒む市長と移転を容認して国からの建設補助金獲得が得策とする議会の対立が深まり理念現実の間で民意も割れています。

そう言えばついこの間、お隣の韓国大統領選挙でもこれと全く同じような現象が起きていますね。これまでにも革新系の首長と議会の対立は長野県、広島市、札幌市などでありますが、岩国市は一躍全国的な注目を集めさらなる関心事となりました。

しかし、今日の中国新聞1面の解説は実にお粗末ですね。
国が示した米軍再編の艦載機移転(案)が良いのかダメなのかを判断するのは地元住民の皆さんです。この民意を代表するのは議員であり、岩国市にとって何が有益で何が公益をもたらすのかを議会として判断しているのですが、それを無視して国に責任があるという考え方は本末転倒も甚だしく議会制民主主義を根本から否定しています。仮に議会の出した結論が民意でないとするならば井原市長が再選され、今度は議会が解散になるという手続きを歩むことになりますが、これは市長選挙の結果を待たないと現時点では解りません。国との問題はその後でしょう。
それよりも中国新聞社としては艦載機移転に反対なら反対とハッキリ主張してこそジャーナリズムとしての役割を果たせるのだと思いますが、これまでの報道内容や論調は単に購読者・住民を煽り、混乱させている一番の原因をつくっているのが中国新聞だと思いますけど・・・
この新聞社には報道機関としてその精神や自覚はひとカケラもなさそうです。そんな新聞を毎日読んでるんですよね私たち。トホホ

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