中国最高人民法院(最高裁)と最高人民検察院(最高検)は北京で開会中の全国人民代表者会議で活動報告を行い、胡錦涛政権第1期(2003年~07年)の5年間で収賄など汚職事件数が17万9696件に上り、20万9487人が立件されたことを活動報告で明らかにしました。
依然として深刻な腐敗実態が浮き彫りとなっているようですが、件数もさることながら不動産開発や土地譲渡、資源開発に絡んでワイロの高額化が目立ち、こうした汚職事件の収賄総額は496億円にも上っているようです。
また、知的財産権を巡る係争も急激に増加しており、訴訟額は1929億円になっており、刑事、民事とも急速な市場経済の発展を背景とする事件が多発しているようです。