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首相問責決議

参議院で昨日、福田首相に対する問責決議が可決されました。

この決議は衆議院の不信任決議とは違って内閣総辞職や解散を迫る法的な拘束力はありません。民主党のパフォーマンスにしか見えないこのような愚策を何故、野党は決行したのか・・・

『後期高齢者医療制度廃止法案に応じないから』という理由では余りにも無理があるのではないでしょうか。2年前には野党を含めてこの制度導入の法案を可決していながら国民の反対があったから廃止し、それに応じない首相に問責を決議するとは筋の通らない話ではありませんか。
責任ある国政を考えるなら野党は大衆迎合するのをやめて高齢者医療費の増大に対する対案や修正を提示すべきだと思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。

また、『憲政史上初』という華美な言葉に踊らされてこうした行動に出たとしたら国民をバカにしているとしか思えませんね。

会期末を控えたこの時期に何故こうした事をしなければならなかったのか理解に苦しむところですが、民主党内の手詰まり感を表しているように思います。

第一、気に入らないから問責だ、言う事を聞かないから問責だと言っていたんでは法案が賛成、反対に分かれるたびに問責を提出することになり、こんな馬鹿げた話は無いと思いますけど・・・

政局中心の考え方と行動には今や多くの国民が疑問を感じています。大事なことは先の見えない中で続発する不祥事続きの官僚構造を打破し、新たな国政をリードすることのできる政治が望まれています。

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