自民党はこれまでに省庁で行われてきた不適切な経費などの支出を見直す「無駄遣い撲滅」プロジェクトチーム(座長・園田博之政調会長代理)を発足させ調査していましたが、昨30日、党本部で最終会合を開いて行政の無駄削減策をまとめました。
例えば「居酒屋タクシー」問題を受けて深夜帰宅のタクシー利用については午前零時半以降に限定しました。マッサージチェアやカラオケセットの購入で問題になったレクレーション費については’08年度分の凍結と’09年度分以降の廃止を盛り込んでいます。また、各省庁のホームページ活用により広報誌やPRイベントの原則禁止も決めました。さらに契約については競争性の無い随意契約を全廃し一般競争入札への全面移行なども含んでいます。
谷垣禎一政調会長が今日、福田康夫首相に提出し、政府と自民党が連携してこれを実施し、2000億円程度の歳出削減効果を狙っています。園田座長は「今年度中に削減されたものはできるだけ早く補正予算に使いたい」と述べています。