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北方領土問題

福田康夫首相とメドベージェフ大統領は昨日、政権発足後初めて会談し、最大懸案事項となっている北方領土問題に関して「交渉を誠実に行い、最終的解決へ前進させる決意が双方に存在する」ことを確認しました。

また、解決すれば「両国関係は最高水準に引き上げられる」とし、解決には両国首脳の政治決断が重要との認識でも一致した模様です。

何故この時期に突然このような認識を表明する必要があったのかチョット不思議な気がします。何かしらお互いの利害が一致してしていることは間違い無さそうですが、一体それが何なのか興味がありますね。これは・・・

ロシア北東部から北方四島にかけてはガス田など地下資源が眠っている可能性が高くこの開発と供給に両者が一致した考え方を持っているかもしれないと憶測していますがどうだろう?

また、ソ連崩壊後のロシアでは民主化を進めた上に市場経済の導入で生活水準は以前より飛躍的に向上していますが、更なる成長を遂げるために有償のODAや技術協力を日本が推進する可能性もあるのではないかと思います。

あらゆる意味でロシアは米国より上を目指したいと思っているだろうし、世界の舞台で米国の政治、経済力が停滞を始め、陰りが生じていることは将来においてチャンスだと考えるのは当然で、ましてや成長著しいとは言え中国において行かれるようなことなどはプライドが許さないでしょうから。

日本もそのことで経済成長は望めるし、米国に対する大きな牽制にもなりますよね。

何はともあれ、両国で日露平和条約を結ぶことがその第1歩となるでしょうから本当にそんなことが起こるのか成り行きに注目する必要がありそうです。

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