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サプライズ

小泉純一郎元首相は「36年間議員生活をしてきたが、自分の役割は済んだ。引き際を大事にしたい。」と心の内を明し、次期衆院選に立候補せず政界を引退する意向を示しました。

その理由にはさまざまな憶測が飛び交っていますが、小泉氏に近い国会議員や地元関係者は一様に驚きを隠していませんが、「小泉流の美学」と受け止めているようです。

構造改革を目指し、また、北朝鮮による拉致問題解決のため2回の訪朝に加え悲願の郵政民営化を果たして一時代を築いた宰相が国会を去ることになります。

首相になってからは自民党総裁としても中曽根康弘元首相、宮沢喜一元首相などに対し、高齢を理由に引退勧告し、公認問題も含め荒療治で選挙に望んだこともあります。特にこの二人には『バッジがなくても十分政治活動が出来る』と説得しました。こうしたことも踏まえ自分なりのけじめをつけたのではないかと憶測します。

引退しても政治活動は続けるようですが、引退宣言までこの人はとうとうサプライズを貫きましたね。

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