1歳9ヶ月の男の子がこんにゃくゼリーを喉に詰まらせて死亡しました。
これで17人目の犠牲者だそうです。悲劇を繰り返している背景には縦割り行政の弊害が見受けられ、統括した所管官庁が存在していないというところにそもそもの問題がありそうです。
「食品衛生法上に問題はない」という厚生労働省、「原料表示に問題はない」とする農林水産省、「物理的な製品安全の問題ではない」と経済産業省も主張しています。
警告を促すマークの印刷表示はあるものの現実に17人が死亡し、そのうち7歳以下の子供が10人犠牲になっています。
野田聖子消費者行政担当大臣は昨日、製造元の担当者を内閣府に呼び、自主回収を求めましたが、製造元は「検討する」とは言うものの難色を示しています。
現時点でなんらの法律に抵触していなければどうすることも出来ませんが、自由な経済活動と死亡事故との間に何かを規制する新たな法律や所管官庁の必要性を感じます。
今国会には福田前総理の肝煎りで進められた消費者庁設置法案が提出されていますが、1日も早い成立を期待してています。