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幻の衆院解散?

東京株式市場は今日朝一番から値下げを続け、いきなり9,000円割れとなり、その後も下げ止まりすることなく8,100円台まで下げて前場を終了しました。

今朝のテレビで今後7,000円台突入もあると解説していましたが、こんなスピードで下落するとは誰も想像していなかったと思います。

既に日本が経験した金融ビッグバンや公的資金注入で切り抜けてきたものとはケタが違いすぎるようです。既に大和生命という保険会社が経営破たんしたと昼のニュースで伝えていました。

ガソリン等の暫定税率問題でゴタゴタした後、これまでの間に街のあちこちでガソリンスタンドが店舗閉鎖しているのが目につきます。また、不動産関係会社の相次ぐ経営破たんに加え、今後は金融関係の経営破たんが懸念されています。

こうした状況で衆院解散はどう見てもありえないし、これまで早期解散を扇動してきた野党、マスコミは一斉にトーンダウンしています。

その隙に第2弾の追加経済対策を指示した麻生総理は景気のテコ入れを主軸に地方支援策に余念がありません。

そうしている内にインド洋給油活動継続のための新テロ特措法の審議入りが迫ってくるとそのまま年末を向かえ越年となる可能性も出てきました。ゴタゴタしたからと言って衆院3分の2再議決をそう簡単に使うとはとても思えません。
年が明ければ例年の場合、20日前後には通常国会召集となりますから全く不透明な状況が益々不透明になっています。

幸か不幸か麻生総理にとってはこの金融不安という神風が吹いていることでどうも解散風を吹き飛ばしているようです。

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