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米大統領選挙が目前に迫っています。

投票日は11月4日ですが、この日は我が家の結婚記念日です。
そのことと大統領選挙は何の関係もありませんが、一応言ってみました。
初めて知りましたが大統領選挙の投票日はキチンと決まっているんですね。

「大統領選挙の投票日は11月の第1月曜日の翌日」と決まっているのだそうです。なんと中途半端な規定のようですが、その理由として米国はキリスト教徒が建国したことに由来するそうです。

日本では日曜日が投票日になっていますけどキリスト教徒にとって日曜日は安息日なのでこの日に投票に行くことなど考えられないのだそうです。では「月曜日にすれば良いのでは・・・」ということですが、この規定が定められた頃の交通手段は主に馬車の時代なので投票所から遠いところの人は日曜日に出発しなければならないからこの日もダメということです。

ならば「11月の第1火曜日」とハッキリすれば良いのではないかということになりますが、この場合だと11月1日という日が火曜日になる年があり、この日は「万聖節」といって過去の聖人や殉教者を記念する日でこれまた投票などしている場合ではないのだそうです。

また、米大統領選挙は有権者の直接選挙のように思われていますが、厳密には国民の代表として大統領を選ぶ「大統領選挙人」を選び、この人たちが12月に投票します。そして来年1月に開票し正式に大統領の当選が決まるのだそうです。

大統領選挙人の数は上院議員100人、下院議員435人に首都ワシントン割り当ての3人を足した538人と同数と決められているそうです。人口の多いところ(カリフォルニア州55人)、少ないところ(ノースダコタ州3人)では選挙人の数に大きな違いもあるようです。有権者の投票で例えばオバマ候補がマケイン候補より1票でも多く得票すればその州の大統領選挙人はその候補が総取りとなりオバマ候補に投票する選挙人が選ばれます。そうするとやはり大票田で勝利することが大統領選挙の行方を左右することに間違いなさそうですが、メーン州とネブラスカ州だけは得票数に応じて比例按分する方式だそうです。選挙人を選ぶといってもこれでは11月4日の投票によって実質、次期大統領が決まってしまうんですよね。

それでも大統領選挙は各州で「選挙する代表者を選ぶ」という建国当初からの名残が今も残っているようです。

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