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「報復でもしてやろうかな」

「報復でもしてやろうかな」

奥田 碩トヨタ自動車相談役は「新聞もそうだがテレビは朝から晩まで厚生労働省の話を毎日やっている。あれだけ厚生労働省だけが叩かれるのは異常な話。マスコミに対し、なんか報復でもしてやろうかな。それくらいの感じは個人的に持っている。例えば企業がスポンサーにならないとかね。」と言ったそうです。

自身が「厚生労働行政のあり方に関する懇談会」の座長を務める立場からマスコミに業を煮やした同氏が批判したようです。トヨタ系列の広告が無くなったらマスコミは困るでしょうね。特に収益が1兆円減って経営計画の見直しが進められるでしょうから当然、広告費は削減されるはずです。こうした自社の状況も利用して手前勝手なマスコミに一矢報いてやろうと考えたのでしょう。

これに対し、浅野史郎前宮城県知事は「マスコミは批判するために存在するので褒めるようになったらおしまいだ」と発言しました。

そうでしょうかねぇ・・・


「良いものは良い」、「悪いものは悪い」と報道しなければ普通とは言えないと思うのですが・・・
そうした中に各社の違いが出て特色ある報道機関としての存在価値があるのではないでしょうか。

世の中、良いものとか、肯定的な見方の出来るものの方がほとんどでしょうが、細かいもの、小さい事案はともかくとして内容が全国的、国民的で大きなものは肯定と批判の両方をキチンとするべきです。現在は不信を煽るような報道ばかりが目立ちますが僕は今のマスコミのあり方に大きな疑問を感じている一人です。

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