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凍結? 転換?

政府は「日本経済はすでに後退局面に入っている」という厳しい認識を示し、「状況に応じて果断な対応を機動的かつ弾力的に行う」考えを来年度予算編成の基本方針としました。

小泉改革を継承してきた安倍、福田両首相の路線を一休みして100年に一度の金融・経済危機に対応することになりました。

だからといって財政再建という錦の御旗を降ろすわけではありませんが、当面する危機に対応するため歳出削減路線から財政出動に転じ、経済のテコ入れで体力をつけた上でもう一度本来の路線に戻すことになりそうです。したがって’11年度のプライマリーバランス黒字化は実質的に凍結するようです。

この政策判断に対する評価はなんとも答えようがありませんが、10年後の歴史がこれを証明するものと思います。

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