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早いものです。

今年も残すところあと僅かとなり、あっという間の一年が終わろうとしています。「あ~あ、早いのう」って感じですね。

9月以降、急速な経済状況の悪化と金融不安は瞬く間に世界を席巻し、当初甘く見ていた日本も例外ではなくなり深刻な状況に陥っています。サブプライムローン問題の発覚後、1年を経て世界経済は凍りつき特に大企業中心の外需による日本経済は円高の進行により自動車産業を筆頭に大打撃を受けています。

貿易摩擦解消のための輸入のうち特に中国製品の相次ぐ毒物混入は内需拡大のための産業育成や産業構造の見直しをする良いきっかけになったと思います。また、国内企業による偽装事件も後を絶たず食の安全が脅かされ続けています。

こうした外需依存型の日本経済は世界の不況をまともに受けて大きくバランスを崩してしまいました。こうした時こそ現状を見直して将来の日本を見つめ直すことが必要です。ピンチはチャンスになりえると思います。

少子高齢化が加速していく中、外需依存から内需拡大へ、都会一極集中から中山間地へなど農耕民族は農耕民族らしくその知恵と技術を生かした生活様式など新たな未来像を描く必要もあると思います。特に自給率はなるべく早く50%まで引き上げる政策が必要です。

国会は年明けの1月5日に通常国会が召集され第2次補正予算と平成21年度予算を併せた実質14ヶ月予算の審議に入り、政治、経済ともに激動の時代が幕を開けます。

当面、5月末から6月初旬あたりが衆院解散総選挙になると予想されますが、この状況では9月までの任期満了という線も出てきたのではないでしょうか。特に選挙後の政界は再編が囁かれていることに注視しなければならないと思いますが、日本の政治が今大きな転換期に差し掛かっていることは間違いなさそうです。

春先の3月末には多くの企業が決算時期を迎え、下半期の実績は上半期の利益を吐き出しても足らないくらいの大損失が発生すると予想されます。内部留保など体力がない企業にとっては悲惨な状況が懸念されると同時に正社員のリストラが現実のものになることもありえると思います。

暗い、厳しい話で申し訳ないのですが、広島市にとっても大変な状況が待ち受けています。税収は伸びるどころか大幅な減額が予想され、今出来上がりつつある来年度予算編成は大きく見直さなければならない事業がたくさんあるのではないでしょうか。

平成19年、20年、近年やっと2100億円台にまで回復した一般税収ですが、来年はかなりの落ち込みを覚悟しなければならないと思います。予算規模でも再来年はひょっとして15年~20年くらい前の水準にタイムスリップするかもしれませんよ。(チョッとオーバーかな)とりあえず来年の頼りは道路特定財源の一般財源化で7500億円と別枠の1兆円が地方交付税で配分されることに期待するしか道はなさそうです。

いずれにしても国、地方ともに厳しい2009年、平成21年度という年になりそうです。せめて健康だけには気をつけて新しい年に備えましょう。幸い今年のカレンダーは大型の冬期休暇となっています。しっかり身体を休めてまた来年頑張りましょう。

ラストスパートの1週間、やり残しが無いよう頑張ります。あまり関係ないですが明日は祭日だし、その次はクリスマス。金曜日で役所は終わりですもんね。今週もあっという間に終わりそうです。まぁ、それぞれにしっかりシメましょう! では・・・

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