昨日、内閣府の発表した平成20年(’8年)10月~12月の実質経済成長率(GDP)は年率換算で▲12.7%という大幅なマイナス成長となりました。第4四半期はさらに落ち込むことも予想されていますが、この大幅なマイナス成長は第1次オイルショック以来、実に35年ぶりで戦後2番目に悪い水準とのことです。ひょっとすると第4四半期の1月~3月は戦後最悪ということになるかもしれません。速報値は5月10日頃に発表されます。
当初、誰がここまでの落ち込みを予想したでしょうか?
サブプライム問題の震源地、米国では同3.8%減、ユーロ圏で5.7%減というマイナス成長ですが、一番軽症で済むと思われていた日本が逆に一番重症ということになりましたねこれは・・・
日本の経済構造を如実に表している結果と言えそうですが、外需依存体質が如何に危険であるかを示す結果ですが、今の日本にはこうしたハイリスクハイリターン的な産業構造からの脱却を考えるいいきっかけではないでしょうか。
GDPだけの問題に限らず健全な内需拡大は安心・安全な生活のために最低限必要な問題だと思いますが価値観の創造、変換が必要となってきます。
いずれにしてもこれは大変なことになったわけで目の前が真っ暗になった気がします。