今日はロシアのプーチン首相が来日します。北方4島に関する話題はどうなるのか興味のあるところですが、彼は3.5島返還案には消極的でメドベージェフ大統領との認識とは多少違いがあるようです。
さて、国会は衆議院で平成21年度補正予算関連法案や海賊対処法案など重要案件の審議が大詰めを迎えつつありますが、あさっての麻生首相と小沢一郎の党首討論の後に締めくくり総括質疑を行い、その後の採決に応じるよう民主党など野党に呼びかけていますが、現時点では応じる気配がありません。仮に衆議院で採決しても参議院で審議未了の場合には補正予算は6月14日に自然成立します。
ズレ込んだまま参議院に送られた場合でも到底6月3日までの会期では審議未了となる公算から現在、7月24日までの会期延長が検討されています。その場合、いわゆる60日ルールで関連法案が再議決できるのは7月13日以降に可能となります。
いずれにしても補正予算とその関連法案の成立は政府・与党の至上命題ですからそれまでの解散総選挙は基本的に考えられません。
任期満了解散(総務省主導)までいくのか、首相の専権事項で伝家の宝刀、解散権行使ができるのか。党内での麻生降ろしの風が収まっている中で国会戦術が益々重要になってきます。与野党駆け引きで大島国会対策委員長は大変ですね。