政局が大きく揺れ始めました。
自民党・古賀 誠選対委員長が宮崎県知事・東国原英夫氏に出馬要請した日から潮目が変わってきたと感じています。
旧態依然とした感覚の国会議員からは「生意気だ」、「なめられたもんだ」とか「顔を洗って出直して来い」などと批判されましたが、本人の意思が冗談ではないと分かって受け止める側にも少しづつ変化が訪れているようです。
特に自民党内部に与えた影響は大で国民世論も含め賛否両論渦巻く中でこの激震が解散・総選挙の意味を変えるきっかけとなるかも知れません。現実味を帯びてきた選挙は麻生首相の思惑とは裏腹に8月初旬の投開票が濃厚となり、この流れはもう止められない状況になったかもしれませんね。
出来れば任期満了選挙を目指していた麻生首相はこの辺で一つの見切りをつけることになりました。経済対策に関する予算措置が済んでこうした状況になったとき解散・総選挙を打つとしたら逆に8月初旬の投開票という日程しか選択肢は無かったと思います。
ただし、臓器移植法案の成立を無駄にすることの無いなど慎重な判断をすれば延長国会会期末(7月28日)後の解散となり、実質的な任期満了選挙になる可能性も捨て切れません。支持率が低下しているときの解散・総選挙は自殺行為というのが一般的でありえないのが常識ですから・・・そういう意味では100%決まったわけではありません。あくまでも任期満了選挙に持っていくことがこの人の究極の狙いだと思います。
いずれにしても「そう遠くないうちに」解散・総選挙となり、その後の政界再編に加速がつくのではないでしょうか。