とうとう衆議院が解散しました。
ほぼ任期満了に近い解散になりましたが、この間、昨年秋にはリーマンショックが引き金となって世界大恐慌に発展しました。
欧米がどん底に陥る中、我が国では経済対策に超大型の補正予算や新年度予算をつぎ込み、これを凌いできました。事なきを得たにもかかわらず国民からの評価は低く政府・自民党に対する風当たりは相変わらず強く風向きはよくありません。
支持率低下の理由は本来の政策論争より麻生総理の漢字読み間違い発言、中川前財務相の飲酒酩酊会見、鳩山邦夫前総務相の更迭など場外での資質を問われてのことがほとんどです。これらはすべてマスコミの餌食になっています。
こうした中で嫌気がさした有権者の気持ちが分からないではありませんが、だからといって「自民党はダメで民主党がいい」ということになるのでしょうか?
今度の選挙で自民党が破れ民主党を中心とした政権が誕生すると10年は元に戻らないといわれています。なぜなら単純に衆議院の任期4年、参議院の任期6年で3年ごとに選挙があります。すでに参議院では民主党を中心とする野党が過半数を握っています。こうしたことから政権の行方は国民が今まで経験したことの無い未知の世界に突入していく可能性が潜んでいます。
8月30日までの実質40日という長丁場の選挙戦に突入しました。
政治の変化は即、国民生活の変化につながります。吉と出るか凶と出るか、それは国民一人ひとりの審判が投票という行動で決まります。