地味な自民党総裁選が終わりました。
「みんなでやろうぜ」と訴えた谷垣禎一前財務相が499票の内、300票を獲得して第24代総裁に選出されました。
過激な発言で「世代交代」を訴えた河野太郎氏は144票、西村康稔氏は54票でした。
安定感を求めた結果なのかもしれませんが、総理になれない党代表選は地方票で投票率46.7%と低迷し、関心の低さを露呈しました。
谷垣新総裁は今日、早速人事にとりかかることになっていますが「老壮青」とバランスをとって活躍の場を広げ挙党体制を築く考えのようですが、「変革」というイメージを推進できる布陣が期待されます。
政権奪還は至上命題ですが、これが単なる目標であってはいけません。国民にとって信頼と安心を継続できるのはどちらの政党なのか、どちらが支持される政党なのかを原点から考え直し、民主党が野党だった時とは一味も二味も違う政策論争で勝ち上がって欲しいと思います。