今議会に旧市民球場跡地の活用について3月に引き続き再提案されている1930万円について周辺地域を含む回遊性向上のための技術検討費用540万円と概算工事費の算出費用238万円を削除し、約1151万円となる原案に対する修正案が自民新政ク(10人)、ひろしま政和ク(9人)、公明党(8人)、爽志会(3人)の4会派で共同提案され明日の本会議において賛成多数で可決される見込みになりました。
しかしながら、新年度予算審議で広島市の提案する折鶴ホールを中心とする原案は市民から賛同を得ていないことから市長に再考を促すため今春、修正削除したものでした。
そうした経緯から考えればこの半年の間に状況はまったく変わっていない中で再提案されたこと自体、議会軽視、市民不在と言わねばならないはずです。
ところがこうした状況で議会主流派もどうしたことでしょうか。3月時点での判断が実質的に後退したと受け取れる修正案を今夕議会事務局へ提出しました。一部を削除するが、金額的には大筋で認めるという意味になるものです。広島市原案に賛同しない多くの市民から見ればなぜこうなったのかまったく分からない修正案の提出です。
また、修正案の内容と言えば前述のとおりですが、回遊性向上の技術検討費540万円を削除することになっています。これはまったくナンセンスと言うほかありません。逆にこの費用を残して他の金額を削除すると言うのなら理解もできますが、おかしな修正案です。しかし、数が揃えば何でも通ってしまうというところが議会の恐ろしいところです。
これで半歩か一歩前進することで市長及び当局は一定の満足感があると思います。規定路線を進むことができるのですから・・・
私は3月時点から情勢に変化がない以上、議会として1930万円を承認すべきではないと思います。したがって私は明日の本会議採決でこの修正案には賛成しないことに決めました。