平野博文官房長官は今朝の記者会見で平成22年度の予算編成に関して財務省主導の予算原案を廃止する方針を発表しました。
これまでは12月中旬以降に内示され、その後に復活折衝が行われてきましたが自民党政権時代のやり方はしないと述べました。
政治主導を御旗に掲げる民主党はあくまで政府原案という形にこだわりを見せています。しかし、これは裏と表の話でどこまで財務省が関与するかしないかの話だと思いますけどまさか民主党のフリーハンドを財務省が承諾できるはずも無く、民主党自身も全くの自前で予算編成が出来るわけでもないのでその信憑性には甚だ疑問が残ります。
こうした見方で言うならば政権交代で政治主導をアピールしたい民主党としては「予算編成が変わったぞ」と国民にアピールしたというのが主眼でしょうが、実態は殆ど変わっていないのではないでしょうか。僕には目先を変えて単に赤い帽子から青い帽子に被り替えただけにしか見えないのですが・・・
ただ地方も国も行政職員にとってはやり方が変わることによって多少の戸惑いはあると思います。特に今年は初めてのことですから余計にそう感じるのではないでしょうか。