motani.jp

MENU

不快感? どっちが!?

ルール無視の天皇陛下特例会見が物議を醸しています。

今日午前11時から中国の習近平国家副主席との会見が25分間にわたって行われました。当初、握手は無いと報道されていましたがバッチリ握手していました。握手の無い会見など無意味と小沢幹事長が政府を通じて圧力をかけたのは容易に想像できますね。

今回の会見要請は豪腕小沢幹事長の筋書きというのが一般的ですが、宮内庁長官との間でバトルが続いています。宮内庁には今日までに全国から1000件以上のメールが届いており内容は「がんばれ!」「辞める必要はない」など羽毛田(はけた)長官擁護が殆どだそうです。

小沢幹事長の恫喝とも思える記者会見はいただけませんね。天皇陛下を何だと思っているんでしょうか。そんなに軽んじる扱いが許されるのか連日の報道に嫌気が差します。

「30日ルールって誰が作ったの?」「そんな法律あるの?」ととんでもない言い方をしています。

かつて公立学校の卒業式、入学式など学校行事でで国旗・国歌を掲揚するよう指導した文部科学省に対して日教組は「国旗・国歌が法律で決まっているのか」と反論したことがありました。これと全く一緒ですね、小沢さんは。輿石東参院会長と入魂だそうですから同じような考え方になるんでしょうか。恐ろしいことです。

30日ルールは1995年、天皇陛下の公務多忙な日程調整と健康上の理由から文書で定められ、これまで外国要人との会見を行ってきた経緯があります。天皇陛下が前年に前立腺がんの摘出手術を受けられたこともあり、これまで厳格に守られてきました。法律ではないけどルールはルールだと思いますがね。

『「天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認で行う」と憲法第3条に書いてあるでしょ」』と小沢幹事長は突っ張りますが、天皇陛下にああしろこうしろと内閣側から言うことは誠に僭越というほか無いと思います。これまで国事行為に関しては宮内庁が政治的中立を保ちながら内容を検討し、天皇側からやろうとすることを宮内庁を通じて政府・内閣に申し出て承認されていたのだと思いますが、今回は全く逆の形になり「アゴで天皇陛下を使った」と取られても仕方ないことだと思います。また、今回の政府判断は政治的中立を本旨とする天皇陛下の立場を損なわしめる政治利用との批判は免れられないと思います。

ページトップへページトップへ