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大詰め

いよいよ「5月末決着」を明言してきた普天間問題で鳩山首相の胸突き八丁が始まる。

政府は28日の閣議で政府方針に対し全閣僚の署名を求めるが、社民党は辺野古への移設には反対の立場を貫く姿勢を鮮明にしている。

したがって福島大臣には罷免の可能性があり、連立離脱の可能性が現実味を帯びてきた。ただ、社民党内には政権に残って社民党の主張を続ける派と一線を画す派が混在しており、分裂も否定できない状況になってきた。

日米合意では「辺野古周辺」という文字が入ったものとなるが、政府方針には社民党に配慮する形で辺野古の文字を明記しないで沖縄県の負担軽減に努力する内容で検討されているが、福島党首は「ダブルスタンダードであり、絶対認めるわけにはいかない。サインはしない。」と語った。

なかなか筋の通った話であり、覚悟をもって臨むという姿勢が国民からは好感視されるのではないかと思う。

埋没か、分裂か、存在感かというギリギリの状況での発言に福島党首は社民党としての生き残りにかける覚悟を見せた。

政権に残れば閣内不一致で批判の的になるし、沖縄出身議員は離党・分裂という行動に出る。かと言って政権離脱すればただの野党なので主張する他の政策は進められない。

「サインはしない。後は首相が判断すること」という福島党首の言葉を鳩山首相はどのように扱うのかこれは注目です。

首相は今日、全国知事会で米軍基地受け入れの要請をするが、都合のいい話はどういう結論が出るのかこちらも注目だ。

28日には日米共同声明が発表される予定だが、「普天間問題の5月末決着」を国民はどのように評価するのか1つ大きな山を迎えた。

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