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2010/06/23

振り返って今議会で旧広島市民球場条例を廃止する条例が可決成立しました。

僕はこれまで一貫して旧市民球場の解体については反対の姿勢を示してきました。しかしながら、先の建設常任委員会では公明、共産、市民連合、市民市政などの賛成多数で可決し、議会内の大勢が決まりました。

こうした中で議会内は慌しさを増し、様々な経緯や事情、思惑が交錯する中、廃止条例の施行日を8月1日から9月1日へ変更する修正案の提出が決定しました。


自分としては最終日の本会議でどのように対応するのか正直なところ直前まで随分悩みましたが、結果としては修正案には賛成、残る原案には反対という結論に至りました。

修正案に賛成すれば球場の解体に賛成したことになり自分の意図することとは違う態度表明になてしまうと悩みました。だからと言って原案にも反対、修正案にも反対すればただの死に票にしかならず得るものの無い無駄死にという結果にしかなりません。

解体賛成派が多数で同じ負けならここで一矢報いることにより夏休み期間中に子供たちがせめて1ヶ月でも延長して球場を利用できるほうが得策と考え修正案に賛成する気持ちを固めました。しかしながら元々球場解体に反対という気持ちに変化は無く気持ちが揺らぐことはありませんでした。したがってその気持ちを表すためにも残る原案の採決では多くの議員が賛成する中、僕は反対の態度表明を示しました。

一見矛盾したような態度表明ですが、これまで廃止条例に一貫して反対の意思を示してきた自分の気持ちに対して正直に行動しました。

一人だから出来たことかもしれませんが、自分の行動に悔いはありません。むしろ一種の清々しさを覚えると同時に今は一筋の光明を得た気持ちです。

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