木下あいりちゃんがわいせつ目的で殺害された事件(2005年11月)の高裁差し戻し審で竹田隆裁判長は1審の広島地裁判決を支持し、再び「無期懲役」との判断を示しました。
厳格な「永山基準」に従った判決といえそうですが、矯正に可能性があるとした立場を踏襲し続ける司法に正直言って違和感があります。
罪を犯した罰より矯正に期待する考え方は国民感情からは遠く離れたものだと思います。加害者と被害者では極端に加害者保護の判断がなされることに苛立ちを覚えます。僕は犯した罪は厳格な罰で償うことが当然という立場で考えます。
「裁判員裁判」という制度が導入されたのもこうした被害者感情に配慮したものだと思いますが、今回の司法判断に納得のいく人は少ないのではないでしょうか。特に広島の人は・・・
ペルーでの犯罪履歴を証拠として認定しない点を含め今回の判決、どうしても合点がいきませんね僕は。
まだこれから80年間生きることが出来たと予測されるあいりちゃんの人生はそんなに軽いのか納得できません。