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民主党代表選

9月1日告示、14日投開票の代表選挙に小沢一郎前幹事長が立候補を表明し、再選を目指す菅 直人首相との一騎打ちが濃厚となりました。

役者が揃ったと言えば聞こえはいいのですが、かなりの緊張感が漂う状況になっています。それは単なる代表選に留まらず分裂の危機を孕んでいるからにほかならないからです。

現民主党は旧民主党と自由党が合併してできた政党ですが、その頃から囁かれたのは右派、左派入り乱れて烏合の衆ではいずれ分裂するといわれたものです。

ところが「政権交代」という所期の目的を果たすため、右派が左派に擦り寄りこれまでは結束を固めてきました。

当初囁かれた「いずれ分裂の憂き目」とは政策的にもイデオロギー的にも考え方の違う者同士では長続きしないと予測されたからです。

しかし、”今回の代表選は来るべき時が来た”という気がしています。

当初予想された政策論争ではなく今回の代表選は主導権争いが主眼となっており、このことはとりもなおさず権力闘争であり、可能性としては血で血を洗うという結末が予想されます。今回の場合、そう簡単に戦い済めば元の鞘というわけにはいかないのではないかと思いますが、皆さんはどのように思いますか?

菅首相再選で小沢グループは民主党を割って出るのか、小沢総理誕生で解散総選挙も含めた民主党の命運はどのように変化するのか。

にわかに政界再編も現実味を帯びてきた中での代表選となりそうです。反小沢グループはこうしたことも想定しながら戦わなければならないことで余分な重圧がのしかかっていると言えそうです。

日経平均株価がガタ落ちし、急速な円高が進んで輸出関連企業が窮しているとき無策の政府と民主党内のゴタゴタが浮き彫りになってきた現状を国民はどのような目で見ているのでしょうか。

結果は3週間先のお楽しみです。

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