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対 立

民主党代表選は終盤を迎えました。

当初の激烈対立で分裂もちらつかせながらスタートした代表選ですが、ここへ来て少しムードが変わってきました。

党自体のイメージダウンを危惧してか双方の陣営は個人攻撃を止めて出来るだけ政策論争に近い雰囲気を意識しているようです。

菅、小沢両氏ともどちらが勝っても負けてもお互いに相手の重用を口にし始めたことにその一端が表れていると思います。

しかし、同じ党でこれだけ路線や手法の違う選挙は不思議というほかありませんが、党内融和、挙党一致を掲げることが双方にとって得策だと判断しているのでしょう。しかし、本当の腹の底、思惑は違っているのですから砂上の楼閣とは正にこのことです。

特に小沢陣営は当初、本人が最後の戦いと明言していましたが、こうなった背景には小沢陣営の深い読みと我慢があるようです。

それは来年の通常国会で菅政権は必ず行き詰るという推測があるからです。そのときが本当の最後の勝負と考えるようになったと思われます。当然自民党にとってはこのあたりが解散・総選挙・政権奪還の最大のチャンスとなります。

自民党も昨日、三役一新でイメージチェンジを図りましたが、この秋の特別国会、来年の通常国会でどこまで民主党政権を追い詰めることが出来るか大事な時期になります。

若手・中堅の起用でベテランの不満をどこまで抑え、新感覚で臨める党内体制をどう作るかが大きな鍵となります。新体制は再生の足掛かりとなれるか、更なる分裂を招くのか分水嶺に立っていることをしっかりと認識して戦うことが重要です。

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