菅首相続投が決まりました。
当落の決定的要因は党員・サポーターの投票が249:51という大差になったことと言えるでしょう。仕組みが選挙区ごとに勝った方の総取りということもあるかもしれませんが、投票の絶対数でも13万4千票と9万票(6:4)となっています。
党員・サポーターの多くは「3ヶ月で総理を替えていいのか」、「政治とカネ問題」という思考で判断したことが挙げられます。
このことについてある国会議員は「政治のアマチュアほど菅支持が増えている」と嘆いていました。このことに関して僕自身も同感ですが、ただ金の問題は透明でなければいけないので本当に難しいことです。
僕は小沢氏が絶対だといっているのではありません。2人の比較に限定して考えた場合にそう思うのですが、政策的な考え方は大きく違いますから。
人を選ぶというのは本当に難しいことです。(よその家のことですがつい考えてしまいます)
クリーンさを前面に出して勝利した菅首相ですが、クリーンだから仕事が出来るとは限りません。急激な株安、円高には今日の為替介入まで3ヶ月近く放置し一向に対処できない無能振りを発揮する経済オンチでも当選するのはクリーンか汚れかの対比によって生れるイメージにしかほかならないのではないでしょうか。
中国漁船と海上保安庁の巡視船衝突事故で日本は全く中国になめられています。船長は事情聴取のため引き続き拘束していますが、船員14人はさっさと帰国させました。丹羽大使は休日の夜中に国務委員に呼び出されるとか、来日予定の中国要人は延期を申し入れてみたりと散々です。(仮に小沢氏が首相ならもっと簡単に船長も返したかもしれませんけど)
あ~、日本ってこの先どうなるんだろう・・・?
菅首相、とりあえず23日からの国連総会で恥をかかないよう、国益を損なわないようにお願いします。