本日、全員協議会で2020年ヒロシマ・オリンピック基本計画が当局の説明によって公式に議会へ提示されました。
今日の説明を聞いていて会場の分散化、警備・セキュリティーの問題、宿泊施設、交通インフラなど全般的に多くの疑問が湧き出てきましたが、何と言っても計画の脆弱さを感じるのは財政面の問題です。
オリンピック招致開催にかかる経費総額4491億円の内、広島市の自己負担は52億円で大部分が他人の財布を当てにしているものであり、やってみないと分からない計画では不安が払拭できないし、賛同を得るにはなかなか現実味が湧かないのではないでしょうか。
東京、大阪、名古屋、福岡の計画より3分の2、或いは半分と言った経費で行うと言いますが、「そんなことが現実に可能なのか」と疑問を感じる人は多いと思います。
内容は広島市にとって余りにも都合のいい計画に思えました。
こうした案を国内候補地としてJOCが選考するのかどうか分かりませんが、現時点で、正式に立候補の意欲を示している都市は聞いたことがありませんのでどうなるのでしょうか。
決定に当たっては市長の専権事項かもしれませんが、少なくとも議会の賛同が得られなければ難しいと思いますが・・・
それと同時に市民の盛り上がりは欠かすことは出来ません。
あっ、それから今日の資料には2020ヒロシマ・オリンピック計画(案)としていながら市長説明では「(案)をとって説明します」とわざわざ発言しましたが、これは正式な立候補表明のイントロダクションなのでしょうかね。